陣痛から出産までどのように進んでいくのか、記録に残したいと思います☺️
私の場合の出産メニュー(笑)は、【初産】【普通分娩】【促進剤】【会陰切開】です。
ちなみに私は怖がりなので妊娠中に他の人の出産レポは見ないようにしていました🙈
ですが今思えば、見ても見なくても心構えや痛みに違いはなかったように思います。なるようになる、なるようにしかならんのが出産だなと思いました…😊
というわけで一個人の出産レポです。参考になるか分かりませんが、お時間があればお付き合いください😂
内診グリグリ
出産の前日
出産予定を1日超過した日、産院での診察がありました。
先生「ちょっと刺激しとくけどいい?」
私「内診グリグリってやつですか?」
先生「そうそう、嫌かなー?」
私「嫌です🥺(痛いの怖い)」
先生「あら〜」グリグリ〜〜〜🤏
するんかい…!!!😭
あら~って。最初から拒否権無かったんかい。
痛い痛いと噂の内診グリグリ、途中でウッと声が盛れましたが、まあ我慢できる痛みでした!
例えるならブツの当たりどころがちょっと悪かった時の痛みという感じ。
卵膜を破られる…とか大袈裟にイメージしながら挑むと痛く感じてしまうかもしれませんね。
また私の場合は妊婦健診の時から内診の痛みは感じたことが無いのですが、今思えばフーッと息を吐いてできるだけ体の力を抜き、触られていることに意識を向けていなかったからかもしれません。ご参考までに…😌
さて、グリグリを終えて帰宅するも、相変わらず産気づく気配は無く。その日もいつも通り床に着きました😪
そして、違和感を感じたのは午前6時。これが陣痛の始まりでした。
妊娠40週2日、グリグリした翌日のことです。
出産が終わったのは午後7時。
所要時間は13時間でした。
陣痛始まる…
06:00
朝、生理痛と下痢を合わせたような不快な痛みを感じて目が覚めました。というかほとんど寝付けずに朝を迎え、かなりの睡眠不足で挑むお産に。
「陣痛きたかも」というアプリで測ってみると5分間隔でした。
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えっいきなり5分?最初はもっと間隔が空くのでは…?前駆陣痛の可能性は…?
まさか最初から5分間隔で来るとは。聞いてない!そして前駆陣痛、結局一度もなかった!いきなり本陣痛スタート💛
産院に電話
07:30 (陣痛開始から1.5時間後)
痛みの強さも間隔も変わらないので産院に電話します。
来てくれてもいいですよと言われましたが、万一帰されることになれば早とちりで恥ずかしいな…と思い、もう少し様子見することに。
とりあえずパンを食う。
何か食べるといきんだ時に💩が出るかもと心配になりましたがやっぱり体力が優先!
お風呂に浸かると痛みをほとんど感じなくなり、陣痛じゃないのかなと思うほど。
心配する夫に大丈夫だと伝え仕事に送り出しました。
内心は、ほんまに行くんかい!休めよ!と思っていました☺️
車で病院に連れて行ってもらう
09:00 (陣痛開始から3時間後)
再度産院に電話。間隔が変わらないことを伝えると、来てくださいとのこと。
妹夫婦(と4ヶ月の甥っ子)が、予定日の1週間前から泊まりに来ていて、陣痛タクシー係をしてくれることになっていました。ついにその時が来た!(それに比べて夫は)
車内で痛みが少し増しました。腰の下にクッションを敷いて、仰向けでできるだけ体を伸ばすように座る(寝る?)と楽でした。
入院決定
10:30 (陣痛開始から4.5時間後)
先生の内診があり、子宮口2〜3cmで即入院が決定しました。部屋に案内され、服を着替えるよう言われます。
NSTの装置を繋がれ、1人寂しく陣痛に耐えます。
「はぁ…痛い…」くらいのぼやきは零れますが、まだ耐えられます。本当に痛くなってくると声を出す気力も無くなります。
この時、絶対すぐに産んでやると意気込んでいました。むしろ決めていました。
助産師さんによる内診
12:00 (陣痛開始から6時間後)
助産師さんが内診に来ました。順調に進んでるよ〜と言われて、そうでしょうそうでしょう!だって私すぐ産みますから!すぐ終わらせますから!と意気揚々としていたのですが………
促進剤を使うことに…
13:00 (陣痛開始から7時間後)
続いて先生が内診に来ました。子宮口、まだ変化無いね~と言われました。え?進んでなかったん?さっきの助産師さんの言葉は嘘やったん?😇 なんだか一気に自信が無くなりました(繊細)
予定日超過&微弱陣痛のため、ダラダラ痛いのが続くだけになるからと陣痛促進剤をINすることに。書類にサインさせられます。陣痛中に書いたサインの字はゲジゲジでした。過強陣痛という可能性もあるらしいのでビビりまくりです🥺
部屋には昼食が運ばれてきていましたが、見るだけで吐きそうな感じ。食欲はまったく湧きませんでした。
でも体力はつけておきたいと思い、持参したウィダーインゼリーを片手で絞り出してすすり、ワイルドに投げ捨てました。
猛烈に便意をもよおし、ナースコールでトイレに行っていいか確認します。「出てきそうなの赤ちゃんじゃない?なら行っていいよ」と言われました。
さすがにこの時点では💩か👶かは判断できます!普通に💩が出ました。
お産が進まないw
15:00 (陣痛開始から9時間後)
痛みは増していくのに、時々様子を見に来る助産師さんからは「順調順調~」としか言われなくて、さっきからそれしか言わへんやん…慰めとか要らんわ…とイライラ。
実際、促進剤も効いているのかよく分かりません。
このペースで20時までに産まれへんかったら深夜料金では…?🙄とオカネのことが頭をよぎります。20時以降になると時間外手当で1万円アップ!地味に避けたい。
会陰をあたためる為、パンツの中にカイロを詰め込みます。内診のせいか分かりませんが出血しているため、カイロは血まみれに。だがそんなことはどうでもよかった。内診に来た助産師さんにも突っ込まれたが、どうでもよかった。
YouTubeで座るか立つかしてお股を下に向けていた方がお産が早いという情報を得たので、この辺までずっとベッドであぐらをかいて座って過ごしました😤
助産師さんはそんなアドバイス微塵もくれませんでした…よく勉強してきたねと言われただけ。そんなん要らんねん。あなた助産師なんでしょ、はよ産めるように誘導してよと思いました。
ほんまにYouTube見といてよかった。誰も何も教えてくれへん、誰も信じられへん!お産のメンタル、マジでこんな感じです。(そしてこの後泣きますw)
この時もめちゃくちゃ痛いけど、まだ座り続けていられるだけマシだったのかと今は思います。
痛すぎて無痛にするか悩む
16:00 (陣痛開始から10時間後)
この頃から我慢できないくらい急激に痛くなったのを覚えています。座っているのがもう無理になってきました。
基本部屋にずっと1人やし、心細い。でもまだナースコール押すほどじゃないか…?もっと痛くなった時に呼びたいしな…いやでも痛い。しんどい。ってか、ただでさえ今これだけ辛いのに、産まれたらこの先子どもを育てていく責任が永遠につきまとうのか…、など考えが飛躍して、とにかく色んなことが頭をグルグル巡って、ちょうど部屋に来た助産師さんに泣きついてしまいました😂
無痛分娩(なんと+18万)が本気で頭をよぎり、助産師さんに伝えました。夫にもLINEを送りました。夫は無痛にした方がいいよと言ってくれました。
痛みを抑えたいのはもちろんなのですが、今のこのメンタルを少しでも楽にしたかったって感じです。先にメンタルが死にそうだと思いました。
「あぁ。”陣痛”という、女性がみんな乗り越えてきたことが自分にだけできないのか」と本気で情けなく感じました。
とはいえ、無痛分娩費用が18万じゃなくもしも3万なら間違いなく即決でやってます~😇
助産師さんが無痛分娩用の書類や同意書を持ってきてくれましたが、読んでられるかこんなもん!って思いました。
私はお産メンタルのせいで参っていただけで、無痛分娩は全然悪いことじゃありません!海外ではオーソドックスです。せっかく無痛分娩のある時代に生きているのですから科学を有効活用して少しでもストレスを軽減してください!☝
痛みMAX
16:30 (陣痛開始から10.5時間後)
あぐらが辛く、立ってみたり、地べたに膝をついたり、色々試しましたがもはや楽な姿勢が1つも存在しない。
YouTubeで予習してきたはんなりママさんのポーズだけをあてにしていて、「辛くなったらこのポーズだけ覚えときゃ陣痛乗り切れるだろう」と舐め腐っていました!まさかのワイ!お腹にくるタイプだった!むしろはんなりポーズやればやるほど痛い!もう詰んだなと悟りました😇
持ち込んだテニスボールはもはやただの武器!助産師さんの腰さすりも痛くてもう触らんといてくれ!って感じ。
無痛(18万)…無痛(18万)…このまま深夜タイム突入したらさらに上乗せ…あかん…どうやったら今すぐ産めるん?もう誰か助けて!
でも、よく言う「もう腹切ってくれ!」という気持ちには不思議となりませんでした。いや、今を生きるのに必死でそこまで考えが至らなかったのが正しい。
陣痛の間に寝る
17:30 (陣痛開始から11.5時間後)
内診、まさかのたった子宮口5cm。「は!?こんなに痛いのにごせんち?えぐいて!もうええて!」走馬灯にナダルが見えました。
眠過ぎて陣痛の間に意識が飛ぶと聞いていましたが、「いやいやw陣痛の合間って3分とかやろ?どうやって寝れるねんww」と思っていた過去の私を殴りたい。いやもう誰でもいいから殴りたい。ほんまに意識飛びます!なんか、少しでも体力を温存するために脳が寝かせにかかってくるらしいですね。
ちなみにこの時、まだ無痛にするか迷い続けています。
息を吐くのも辛く、痛みも気持ちもぶつける先がないので自分の髪の毛をぐわぁあ!と掻きむしっていました。地獄絵図!
いきみ逃しとの戦い
18:00 (陣痛開始から12時間後)
この辺りでもう無痛にしたい気持ちよりいきみたい気持ちが勝ちました!You are winner!
断末魔と化すボロボロのあたくし。よく聞く「隣の妊婦さんの声がすごかった」というやつ、それわたしですごめんなさい😇
なお、本当に私の声を聞いていた妊婦さんから後ほど「正直怖くなりましたけど、気にせず声出していいんやって思えてよかったです」と言ってもらえました。いい人…。
ナースコールを押し、「…もう出したいです…!」とだけ言いました。しかし内診、まだ子宮口7cm…。信じられん。あっさりと「んーまだやねー」と言われて、暴れながらどさくさに紛れて助産師さんを蹴った気がします。
子宮口全開へ怒涛の追い込み
18:30 (陣痛開始から12.5時間後)
ナースコールアゲイン。もう無理です!はよみて!子宮口を!絶対開いてるって!ここで出してもええんやぞ!と喉まで出かけた言葉を飲み込みました。
いきみ逃しは強烈な下痢を我慢する感じと言いますが、ちょっといきんだくらいじゃ出てこないやろ、ちょっとだけ出させてほしい!そしたら楽になれる気がする!っていう感覚(笑)
助産師さんが一生懸命私のお股を抑えてくれている…クソ痛いのに、内心ではフフッと笑えました。
実際、分娩台に上がってから何度いきんでもなかなか出てこなかったんですから、ちょっといきんだくらいじゃ本当に出てこなかったと思います。でも子宮口全開になる前にいきむと子宮が破裂したりとか色々リスクがあるんですよね。
そしていきなり子宮口9cmまで開きました!怒涛の追い上げ!半泣きで車椅子に乗せられ、分娩室に移動!と同時に夫に電話!「今すぐ来ブチッ
言葉を発する余裕もありませんでした。
分娩開始!
19:00 (陣痛開始から13時間後)
担当の助産師さんに「赤ちゃん苦しそうやから旦那さん待たずに産みましょうか~」と言われました。
もはや旦那さんの立ち会いなんかどうでもいいので、そんなことより今すぐ出したいとしか思いませんでした😊
助産師さんは足元で着替えたり時々お股を確認したりするだけで特に何の指示も出してくれず、こちらから「いきんでもいいんですか…?」と聞きました。
すると「うん、いいよー」と。おいっ!それなら言ってくれよ!いつ全開になったんよ!普通は次陣痛来たらいきんでみましょうとか、いきみ方のレクチャーとかあるでしょうが!?イラッとしました😇
いきむとバッシャー!と音がしてびっくりしましたが、これが破水だったようです。うんちも出そうです!と言いましたが、いやそれ赤ちゃんよ、うんちは出ないよ!とのこと。
妊娠中は「うんち出すなんて絶対に嫌だ、考えられない」と思っていました。でも不思議なことに、いざこの時を迎えると今すぐ赤ちゃんを出してしまいたいという気持ちに勝る欲は何にもありませんでした。
なお、しっかり予習したサンシャイン池崎は私の中に居ませんでした。サの字も出てきませんでした。
しっかり予習したソフロロジーのソも出てきませんでした。
これから出産の方は以下の動画で要予習!👇
深呼吸を促されるも、自分が吸ってるのか吐いてるのか分かりません。
いきむのがへたくそすぎて10回は踏ん張ったと思います。1回の陣痛につき、いきめる回数は2〜3回です。陣痛5回分くらい使いました。
「そうそう上手よー」と言われても、心の中の冷静な自分が「どこがやねん、絶対上手ちゃうやろ」と突っ込んでいました。
ブラックジャックみたいな院長先生が現れ、「もう産まれるねー、ちょっとお手伝いしますねー」と会陰切開が行われます。まじで、ジャキン!って音します。陣痛が痛すぎて分からなかったとか言いますが、麻酔のチクッという痛みも辛うじて分かったので、さすがに麻酔なしで会陰切開は有り得ないなと思いました。
お股、毎日オイル塗ってたのにな…カイロで会陰あっためてたのにな…
うんちが出ようが、会陰を八つ裂きにされようが、なるほど、いきみたいという気持ちは全てに勝るのかと実感。
赤ちゃんが生まれる瞬間のどぅるん!!!の感触もよく分かりました。胎盤もどぅるん!あー全部出た!スッキリ!終わった!さよなら妊婦生活さよなら陣痛。
赤ちゃんは出てきてすぐに大声で泣いてくれてました。
私はなんだか自分事に思えなくて遠いところでボーっとその声を聴いている感覚でした。
ラストスパートの追い込みが早かったお陰で、無事に深夜料金も無痛分娩も免れました🤟
なんと空気の読める娘よ。
会陰切開のあとを縫合してもらいましたが、ちょっと痛かったです。麻酔足してくれたけど麻酔も痛かった。小さな声でイターイ、イターイ…とぼやいていました。
胎盤・へその緒・卵膜は写真を撮らせてもらいました。なかなかのインパクトなのでこれから出産の方には動画に残しておくことをおすすめしたい!
出産直後のわたし
もちろん健康に産まれてきてくれることで御の字なのですが、私の場合は、妊娠中から「自分に似ないでほしい」という強い思いがありました。ブスな顔やアトピーなど、遺伝すると申し訳ないので元々妊娠を望んでいなかったほど…。
胎児ドックやエコーでも「えっなんか自分に似て鼻の下長くね?」と凹んだりしていて、出産直後もまずは冷静に赤ちゃんのパーツをチェックしていました😂
しかし、エコーで見た鼻の下の長さは気になりませんでした!
上唇が富士山型で縦長だったのがエコーでは映らなかったため、鼻の下が長く見えたのでした。
現時点での遺伝ごめんねポイントは一重と陥没乳首…。今後変わる可能性に期待します🥺
夫と対面
身体測定をして産着を着せられた赤ちゃんが、分娩台で屍と化している私のところに運ばれて来ます。
赤ちゃんはずっと泣いていて、寒そうにずっと震えていました。
程なくして夫も分娩室にやって来て感動のご対面。
かわいいとかお疲れさまとか言っていたと思いますが、正直私は無の境地だったのでほとんど覚えていません☺
出産と授乳以外は全部やってくれという約束だったので「あとは頼んだ…」と言った記憶はありますw
実は一旦は会社に行ったものの、出産に立ち会う予定で昼過ぎから早退して病院の駐車場で待機していた夫。
まだまだ産まれる気配が無いからと一旦家に帰ってもらったところ、まさかのラストスパートであっという間に産まれてしまったのでした😂
しかし、私は元々立ち会いを望んでいなかったのでちょうどよかったです。いやあとても見せられる姿じゃなかった。これでよかったのだ。
出産レポ まとめ
陣痛開始から13時間かかりましたが、本気でキツかったのは最後の3時間です。自然分娩で完結しましたし、結果的には安産という判断でした。
自分も当然辛かったですが、苦しみながら未知の世界に放り出される赤ちゃんが一番大変だっだろうと思います。本当によく頑張ってくれました。
赤ちゃんを見ても、自分の中に居た実感や股から出てきた実感など、何も感じる余裕はありませんでした!
ちなみにこの感覚は産後一度も感じられることは無いまま、時は過ぎていきます…(笑)
いやあ、産んだら痛み忘れるとかさっぱり理解できん!もう二度とごめんですわ…こんだけ苦痛を伴うってどんなバグやねん!
以上、十人十色の出産ですが、個人的な記録として残しておくことにしました。
長らくお付き合いいただきありがとうございました!