タイトルからして反感を買ってしまいそうですが、この記事を読んでいただきたいのは下記にあてはまる方です。
- 子ども要らないけど、夫や周りが子どもを望んでいる
- 子ども嫌いでも、我が子はカワイイってほんま?
- 産んだら気持ちは変わるのか?
- 後悔はしないか?
- 今は欲しいと思えなくても、いつか欲しくなる時が来るんかな?
答えの無い問題に悩んでいる女性へ!実は私も、子どもを産むまで同じタイトルで検索しまくっていた過去があります!
子どもが要らない理由
まず、私は子どもを産んだ方がいいのかなと考えるようになったのは「夫と両親が望んでいたから」です。
それに対して子どもが要らない理由を並べて戦わせるとするなら、要らない理由の圧勝…!
- 子どもが好きじゃない (特に騒ぐ子どもを見たり甲高い声を聞くのが超苦手)
- イヤイヤ期とか想像しただけで鬱
- 自分のクソ遺伝子を残したくない
- 自分に似てブサイクになったら可哀想でたまらん
- アトピーが遺伝したら可哀想で無理
- 痛いのとか嫌の極み
- 障がいのリスクを考えると重すぎる
- 他人の人生に責任なんか持てん
- 日本オワコン
- 人生には辛いことが多すぎるんだよベイビー
- 自分の時間が大事、人にやりとうない
- 経済的に余裕がない (当時夫が50歳というのも大きい)
- 飲酒も喫煙もやめたくない
- 今の生活に充分満足している
- 半出生主義に近く、産まれない方が幸せという考えがある
ってな感じで、要らない理由はなんぼでも並べられるってわけです。これでよく産んだなって今でも思っています。
夫と出会う前の自分に「あんた、5年後子ども産んでるよ」とか伝えにいこうもんなら、びっくり昇天してしまって今の私の命は無かったかもしれません。
なぜ子どもを産む決断に至ったか
結論から言うと、妊娠してしまったからです。
生理が来ないので妊娠検査薬を使いました。陽性でした。その時はショックが大きくて泣き崩れてしまいました。
先ほどの「要らない理由」がぜんぶ頭を駆け巡り、「いや…無理無理無理無理m」ってパニック状態。
妊娠について心当たりはありました。あーあの時のあれやろな…って。そういう行為をしている以上、泣く権利なんて無いですよね。
普段、避妊具はつけずに膣外へという方法だったのですが、子を望んでいる夫はうっかりぶちかましました。(言い方悪い)
私はずっと、子どもは要らない、けれど周りの望みに応えたい気持ちもある、というどっちつかずの状況で日々揺れていてました。
でも、「もしできたら堕胎する」と即答できない人は、きっかけさえあれば決断できるってことなんですよね。
なので、夫のことは責めも恨みもしませんでした。ただ、「母乳やる以外は全部してくださいね、あなたが望んだんだから」っていうのはずーっと言い続け、もちろん今でも言ってます。
ちなみに、気持ちはついていかずとも、妊娠が分かってすぐ強制的にタバコとお酒はやめました。
どっちも浴びるように毎日嗜好していたので、やめられるんかい自分。って驚きましたよね。
一度目は流産しました
実は、上記で泣き崩れた妊娠発覚については結果的に流産だったんです。
検査薬で調べた後日、病院に行くとかすかに心拍が確認できました。
年末だったので実家に帰省して妊娠を報告。
しかし、年が明けて再度病院に行くと心拍は止まってしまっていました。
妊娠を報告して実家で過ごしていた間にも、もう生きていなかったのかもしれません。
あれだけ子どもは要らないと思っていた私でも、なぜか病院の待合室で涙がボロボロ溢れてきたんです。
流れてラッキーなんて思わなかったし、かといって産みたかったとかいう気持ちがあるわけでもない。本能?母性?ただ命が消えてしまったことへの悲しみですかね。
でも、とりあえず妊娠は終わった。と区切りをつけるのも早く、飲酒と喫煙はすぐに再開しました。その後泣くことも引きずることもなく、淡々と流産手術をしました。
二度目の妊娠は2ヶ月後。「手術後の妊娠は1回生理を見送ってから」と言われるので、それを考慮すると最速の妊娠というわけですね。
またしても夫のうっかりぶちまかしによる妊娠でした。いやうっかりじゃないよね。
今回は泣きませんでしたが、かと言って当然喜びもなく、「ハァ~…やっぱり子どもを産むことになるのか」という諦めの感情でした。
出産するまでの感情の変化
妊娠中に感情の変化は特に無く、もちろん母親の自覚なんてものもこれっぽちも生まれませんでした🤗
ご想像のとおり、漫画やドラマのように「愛おしそうにお腹を撫でる母親」でも「早々からベビー用品を買い揃える母親」でもなく、実に冷静で客観的な妊婦だったように思います。
やっぱり一度目に流産したこともあり、「今回は生きていてほしい」と思いましたし、安定期に入るまでは妊婦健診に行く度「赤ちゃん生きてますか?」とわざわざ聞いていました。
病院は毎回めんどくせーと思いながら渋々行っていましたが、エコーを見れるのは楽しかったです。
ただ、「自分に似てないか?人中長くない?口ゴボじゃない?ちゃんと顎はある?」を凝視しまくっていました。
えっブサイクちゃう?と思っては、エコー写真と産後写真のビフォーアフターなんかをインスタなどで調べていました。
歯も生えてないのに口ゴボとかあるんかよって話ですけどね…
初めて胎動を感じた時も、「へーこれが胎動かー22週?標準やな」くらいの感じでした。
妊娠すればもう覚悟を決めるしかないので、とにかく健康に(そしてあわよくば可愛く)産まれてきてくれ、というのが一番の望みになりました。
ちなみに、もし妊娠したら出生前診断を受けることは決めていて、何か異常があれば堕胎を検討することを前提に胎児ドックへも行きました。
妊娠中って制約多すぎるよね…
妊娠中は、飲酒と喫煙こそやめたものの、妊婦は控えるべきとされているものは私の場合あんまり気にしませんでした。
もちろん過剰にではないけど、お寿司もカフェインもレアステーキもTKGもチーズも鰻も摂っていましたし、脱毛も筋トレも性行為も結構してたかな…。あっ筋トレは安定期過ぎたらむしろやった方がいいですよ。めっちゃ体力つきます。
出産したら気持ちは変わる?子どもは可愛い?
これについても、夢を壊して申し訳ないのですが別に気持ちは変わらないし、子ども自身が「わたし生まれてきてよかった」と思ってくれるかどうかがすべてだと思っています。
逆に「生まれてきたくなかった」「産んでくれなんて頼んでないだろクソババア」とか言われたら返す言葉もありません。
「子どもは要らなかった」と思っているわけではないですよ。でも逆に「産んでよかった」かどうかも今は分かりません。ただ産んだだけじゃ、要らない理由で並べたネガティブな要素はほとんど解決しませんしね🤦♀️
出産した瞬間なんて、「うらぁ!終わった!!!」という達成感と同時に「あっ!顔!顔は!?人中!アゴ!遺伝は!?」と娘の顔を速攻確認しましたからね。あと乳首が陥没してるかどうかとね。ご対面の喜びどころじゃない。こんな母親おらんでしょ。
子どもが可愛いかどうかについては、安心してください。ちゃんと、可愛いですよ!
顔については、あんまり親フィルター入ってなくて客観的に見ています。
パーツの位置やバランスは悪くないが、一重なのでちっこくてつぶらな瞳です。
インスタ見てたらモデル級にかわいい赤ちゃんがたくさん出てくるので、娘はそういう感じではないな…と思います。
なので「我が子が一番かわいい!」とかは思わないですw
なお、私にはまったく似ていなく、会う人会う人「パパ似やね」と言われます。
義母にも「うちの家系の顔」と言われ、世間的には炎上しそうなセリフですが、私的には自分に似ていないことがすっごく嬉しかったです😂
たまに、流産した子はどんな顔だったのかな~なんて思います…
我が子が可愛いと思えなかったらどうしよう…?
4児を育てる知り合いのママさんに「子ども可愛いですか?」と聞いてみると、答えは「その子によるw」ということでした。
「手のかからない子の方が、可愛いと思える余裕がある」って感じみたいです。
大きくなって手を離れた後は、手のかかった子の方が可愛かったような気がするかもしれませんね。想像ですが。あんなに大変だったのにすっかり大人にナッチャッテ…みたいな。
私も、娘の存在は可愛いですが、泣き止まない時とか普通にメンタルやられますよ☺✨キラキラ
でも私の場合、子どもに対するイメージがめちゃくちゃ悪いところからのスタートなので「まあこんなもんやろ…」と諦めがついて楽なんです。そもそも何の期待もしていないですからね!
子どもを待ち望んでハッピーライフをイメージしていたママさんほど、ギャップで鬱になりがちかもしれませんね。
ギャン泣きしている娘を見ながら「一生懸命生きていて偉いなぁ」と。
疲れてるだろうに、さっさと寝て明日泣けばいいのに、赤ちゃんは今日を全力で生きてんだなぁ…。
もっとイライラしてしんどいことを予想していましたが、「私たちのエゴで勝手に作られた命なんだよな……」と思うと、「産まれてきてすごいわ」「生きているだけで偉いわ」という結論になってしまいます。
まあ、赤ちゃんのうちはただ生かしておくことだけに全力を注げるので、大きくなってしつけとか絡んでくるとそんな冷静になる余裕も無くなるかもしれませんが!
あえて「娘ちゃんだいすき」「たからもの」って言うようにしています。実際好きかどうかなんてよく分かんないです。でも言わなくてはいけない気がするんですよね。(私が親に言われた記憶が無いので反面教師でもあるw)
「今が一番可愛い」のはいつなのか
これは私も聞きたい知りたい!
産まれて間もない新生児の頃は「ふにゃふにゃの赤ちゃん…きっと今が一番可愛いに決まってる…」と言っていました。
2~3ヶ月経った頃は「反応を示すようになってきた…ちょっと笑うようにもなって今が一番可愛い…」
そして半年経ち「ニコニコ笑うようになって、私を求めてやってくるように…今が一番…(以下略)」
あれ?全部今が一番可愛いやんけ。ってなってますよ。
産後の目まぐるしい生活の中で、過去の記憶はどれだけ覚えておきたくても少しずつ薄れていってしまいます。出産の辛さもみんな忘れちゃいますからね。そうなると結局、一番小さい「今」が可愛いんでしょうかね。
私調べでは「言葉がたどたどしい1~2歳の頃が一番可愛い」という声と、「大人になっても変わらず今が一番可愛い」という声が2強でした。
子どもを作って後悔はしないか
答えになっていませんが、「産まなければよかった」と思う人は、産まない決断をしてもいつかは後悔する人だと思います。
私の場合は最初から、自分で考えて決断したことに後悔はしないと決めています。最初から決めておく、これ大事✌
この先娘がイヤイヤ期を迎えようが、グレようが、不登校になろうが、産んでくれなんて頼んでないわ!と言われようが、とにかく悩みは尽きないと思うけども、過去の自分の決断を尊重すると決めています。
子ども要らなかった私が実際に産んでみて。まとめ
正直、産んでからも子どもの将来のことを考えると不安だらけの毎日です。今は先のことはあんまり考えないようにして今日一日を何とか乗り越えているって感じです。
育児には喜びもあるだろうけど、それを超える不安や悩みの方が圧倒的に多い。でもそれはあくまでも親の気持ち。結局は子ども自身がこれから何を思ってどう生きていくかじゃないですか。自分のことじゃないからなおさら難しいですよね。
我が子が可愛いというのは確かに自分にも当てはまりましたが、だからと言って他の人に「子ども産んで正解やったで!産んだ方がいいで!」とは絶対に言いません。どちらかというとやっぱり推奨はしない…簡単に作るべきものではないと思う。
でも、誰かに背中を押してほしい人になら言えます。
「もし今妊娠したら堕胎できるか」という問いに「さすがにそれはできないわ…」と思う人なら覚悟を決められるのではないでしょうか。